art-tokyo

強健術家・肥田春充の話

身長158cm,体重70kgの小柄な男は、あらゆる武道家に体を触れさせることなく勝利した。
今、世界中の格闘家の中で、床を”足形”に踏み抜ける人が果たしているのだろうか。
「床板は足の形に踏み抜けた。二回、三回、なんの抵抗もなく床板は踏み抜かれた。」
「これこそすなわち、禅の極致、悟道の妙諦であることを、私は疑わなかった。禅の悟りといったところが、これより他にあるはずがない。私は私の正中心力、練磨の道を、一途に突進して得た、完全なる体勢を、そのまま禅にもっていってみた。しかして、それは全く同一のものであることが、わかったのである。」

Comments Off

司馬遼太郎

「日本人にいちばんうまく適合した宗教は、これも
ほんとうの禅とどれだけ関係があるかどうかは別と
して、私は禅だと思います。禅は日本人とウマがあ
ったという感じです。」(司馬遼太郎)

Comments Off

禅と私

「私の作品を虚無という評価がありますが、西洋流の
ニヒリズムといふ言葉はあてはまりません。心の根本
がちがふと思っています。道元の四季の歌も「本来ノ
面目」と題されてをりますが、四季の美を歌ひながら、
実は強く禅い通じたものでせう。」
(川端康成)

Comments Off

西行

「西行上人のいはく、
歌はこれ禅定の修行なりといへり」
(三五記)

Comments Off