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親鸞

「一般の日本人の心に食い入る力をもっている
ものは何かと言うに、それは純粋他力と大悲力
とである。霊性の扉はここで開ける。
・・・・
純粋の他力教では、次の世は極楽でも地獄でも
よいのである。親鸞聖人は「歎異抄」でそう言
っている。これが本当の宗教である。」

「親鸞をもって、日本人は”霊性”に覚醒した。
霊性に覚醒した、ということは”自由”を得
たということであり、純粋にものが見えるよ
うになったということでもある。
霊性の日本的なるものは、浄土系思想と禅で
ある。そしてそれらは、東洋を、世界を動か
す思想である。
以下、”霊性”という言葉が解りにくければ
直観、或いは、芸術的感性と置き換えて読ま
れても構わない。」

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