art-tokyo

絵画

「古人は胸に万巻の書を収めておかぬと、本当の
絵はかけぬといった。美というものは、霊の面か
ら見るべきで、単なる抽象的美をのみ云々すべき
ではないのである。
それゆえ、床の間にかけるものは、何かの意味に
おいて、それを見る人々の霊性的向上に資すべき
でなくてはならぬのである。床の間は一種霊性的
向上の場所なのである。ただ美の鑑賞場ではない
のである。」

「西洋の絵はどこでも、壁の空間をふさぐことに
なっている。一種の飾りものにすぎない。」

「東洋では霊性的美の欠けたものを、本当の美と
は見ないのである。」

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