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やまと魂

「やまと魂」「やまと心」の出典

<「やまと魂」の初見は源氏>
源氏の中に「大和魂」の用例は一つ、
「猶、才を本としてこそ、大和魂の世に用ひらるる方も、
強う侍らめ」(乙女の卷の、光源氏の言葉)
(学問という土台があってこそ、大和魂を世間で強く
働かす事も出来る)

<「やまと心」の初見は赤染衛門の歌(後拾遺和歌集)>
「さもあらばあれ、大和心し賢くば細乳に附けて
あらすばかりぞ」赤染衛門の歌(後拾遺和歌集)
(大和心が賢い女なら、無学でも、子供に附けて
置いて、一向差支えないではないか)
ここでの「やまと心」は、賢い、智識などへの
掛かり言葉として使われている。
(小林秀雄「本居宣長及び補記」)

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