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三島由紀夫

「(豊穣の海」四部作は)・・
意図して古風な、時代に背いた重みのある文体を
えらび、真実といえども格調にそわずに醜ければ
捨ててしまい、登場人物たちの一挙手にも一投足に
も大文字の荘重な雰囲気をもたせることで、言葉の
走りと行動の走りを統一させようとする理念にほか
ならなかった。」
(「新 書物の解体学」吉本隆明)

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