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「父親たちの星条旗」ジェームズ・ブラッドリー

–硫黄島の戦い–
<アメリカ建国以来最も厳しい戦い>
「これはアメリカ建国以来、この168年間で、もっとも
厳しい戦いである。」
(スミス中将のコメント)

<世界が忘れてはいけない島がある>
–太平洋戦争時、日米がもっとも激しい死闘をくり
ひろげた島、硫黄島—

3月14日、海軍大将W・ニミッツは、硫黄島の占領を
宣言したが、まだ戦いは続いていた。

「われわれはいまだに戦闘を継続中である。わが指揮
下にある戦力は、現在400。戦車攻撃を受けている。
敵は拡声器でわれわれに全面降伏を求めているが、わ
が部下将兵たちはそれを無視し、一笑に付している」
(栗林中将、3月22日の最後の無電)

「アメリカの若者達は、およそ21,000人の日本兵を殺し
たが、そのために26,000人以上の犠牲者を生んだ。
これは、侵攻軍が防衛軍よりも多くの死傷者を出した、
太平洋戦争で唯一の戦闘だった。」

「海兵隊は、第二次世界大戦を43ヶ月間戦った。硫黄島
は、そのなかのたった1ヶ月だったにもかかわらず、海兵
隊全体の戦死者の3分の1は、このときのものだった。」

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