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雨ニモマケズ

「鴎外とか漱石とかいう人たちは文学者としても、
人間としても、立派な人でありました。
偉人と呼んでいい人でありました。しかし、私は
鴎外の墓の前にも、漱石の墓の前にも、
本当にへりくだった心をもって跪(ひざまず)きたい
とは考えません。
しかし、賢治の墓の前には私は跪きたい。」(谷川徹三)

「雨ニモマケズ 風ニモマケズ
雪ニモ夏ノ暑サニモマケヌ
丈夫ナカラダヲモチ 慾ハナク
決シテイカラズ

イツモシズカニワラッテイル
一日ニ玄米四合ト 味噌ト 少シノ野菜ヲタベ

アラユルコトヲ
ジブンヲ カンジョウニ入レズニ

ヨクミキキシワカリ ソシテワスレズ
野原ノ松ノ林ノ蔭ノ

小サナ萱ブキノ小屋ニイテ

東ニ病気ノコドモアレバ 行ツテ看病シテヤリ
西ニツカレタ母アレバ 行ツテソノ稲ノ束ヲ負ヒ

南ニ死ニサウナ人アレバ 行ツテ
コハガラナクテモ イイトイヒ

北ニケンカ ヤ ソシヨウガアレバ
ツマラナイカラ ヤメロトイヒ

ヒデリノトキハ ナミダヲナガシ
サムサノ ナツハ オロオロアルキ

ミンナニ デクノボートヨバレ
ホメラレモセズ クニモサレズ

ソウイフモノニ

ワタシハ ナリタイ」

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