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想像力(赤川次郎)

「人間の命がどんなに大切かを、文学や芸術から
学ぶということは、自分が、自分自身の命を大切
にすることにほかなりません。自分の命というの
は、自分だけのものではないのです。自分の命を
粗末にするということは、自分以外の人たちを、
どれだけ大きな悲しみに落とすかということなの
です。そういう気持ちというもの、まあ、この一
種の思いやりの気持ちというのは、それはそのま
ま、想像力の豊かさにつながっているわけなんで
すね。」

<モラルの低下、親の子供への接し方>
「・・どうも何か日本全体、モラルというものが
欠けつつあると思います。「自分はサラリーマン
だから仕方がない、自分は勤めてるんだから、会
社に言われれば、その通りにやるしかないんだ」
と言ってしまえば、確かにそうなんですけれども
、・・・でも問題はその時に、それによって自分
自身が苦しんでいるかどうかということなのです。
「会社に言われているんだからいいんだ、俺のせ
いじゃないんだ」という態度でいるのか、「本当
はやりたくないんだ、本当はこんなことしちゃい
けないんだ」」と苦しむかどうかが大切なことだ
と思うのです。
そして、そういう苦しんでいる姿こそが、親の子
供への接し方として大切なのです。

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