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大菩薩峠(中里介山)

「この小説「大菩薩峠」全篇の主意とする処は、
人間界の諸相を曲尽(きょくじん)して、大乗
遊戯(だいじょうゆげ)の境に参入するカルマ
曼陀羅(まんだら)の面影を大凡下(だいぼんげ)
の筆にうつし見んとするにあり。この着想前
古に無きものなれば、その画面絶後の輪郭
を要すること是非無かるべきなり。読者、
一染(いっせん)の好憎に執し給うこと勿れ。
至嘱(ししょく)。」(巻頭の言葉:大菩薩峠)

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