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古池や蛙とび込む水の音

この句は、芭蕉の師、仏頂和尚との対話から
生まれた。

仏頂和尚:世界が存在した以前に何が在るか。

芭蕉:蛙とび込む水の音

この対話の答えに、後に、初句、古池や、を
付加したものだった。

芭蕉の、この句は、「時間なき時間」を有する
永久の彼岸によこたわっている。

芭蕉の洞徹した「無意識」は、古池の静寂には
なくて、蛙のとび込む音にあった

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